私事ですが、北欧の雑貨や食器に興味を持ち始めて早7年。
毎月、自分のお小遣いの中で、心がときめく北欧の物を少しずつ揃えています。
揃えていく中で、私のシンプル・イズ・ベストという好みのツボをついているのが、北欧食器の代表格であるイッタラの「ティーマシリーズ」です。
「北欧好きなら知らない人はいないのではないか?!」という程の人気シリーズですが、私もティーマは大好きなシリーズの1つ!
マグカップ・ボウル・プレートと保有していますが、今回はプレートについて、正直な気持ちでレビューしていきたいと思います!
イッタラ関連ですと、イッタラバードのシエッポについてもレビューしています。記事はこちら。
目次
イッタラのロングセラーシリーズ「ティーマ」
今回ご紹介するのは、フィンランドの食器ブランド、イッタラの超ロングセラーシリーズ「ティーマ(Teema)のプレート」です。
ティーマの歴史を辿っていくと、1948年に発表された「キルタ(Kirta)」というシリーズにさかのぼります。キルタの後継シリーズとして1981年に発表されたのが「ティーマ」でした。
ティーマに移行されてからも、約40年という歳月が流れているのですから、驚きのロングセラー商品です。
こんなにも長く愛されるティーマの魅力は、あくまで持論ですが「シンプルなフォルム」と「カラーの充実」にあると考えてえています。
シンプルな物が好き、でもモノクロよりは少し色味が欲しいという私には、まさにツボの商品で心が踊ります(^^*)
ティーマプレートの基本仕様はこちら。
ブランド / シリーズ | イッタラ / ティーマ |
---|---|
デザイナー | カイ・フランク |
発売 | 1981年 |
カラー | ホワイト・ブラック・ハニー・パウダー・ライトブルー・パールグレー・ ドッテドブルー・ドッテドグレー・レッド ※2019年11月現在 ※レッドの販売はクリスマスシーズンのみ |
サイズ | 直径約15cm, 17cm, 21cm, 23cm, 26cm ※15cmと23cmはホワイトのみ ※26cmはハニーとレッドの取り扱いなし |
材質 | 陶器 |
その他 | オーブン・電子レンジ・食洗機・フリーザー共に使用可 |
デザイナーのカイ・フランクについても色々語りたいですが、今回の記事では、主にフォルム・カラー・サイズについて書いていきます。
シンプルでフチが高く使いやすいフォルム

それでは、ティーマプレートの形を見ていきましょう。
表面は、凹凸無く真っ平らで、どこから見ても無駄がなく洗練された印象です。

裏にはイッタラとティーマのロゴが刻印されています。私がイッタラに魅了されている為か、ロゴを見ただけでも気分がウキウキします(笑)

フチがやや高めに上がっており、直径21cmのプレートで3cmの高さがあります。
この高さのお陰で、ちょっとしたスープものにも使えますね。
さらに、プレート自体に華奢という言葉は程遠く、重みがあり頑丈です。
思わず揃えたくなる素敵なカラー

上:レッド、ハニー、パウダー 中:ホワイト、ライトブルー、パールグレー
下:ブラック、ドッテドブルー、ドッテドグレー
ティーマはカラーが豊富です。
1981年の発売当初から変わらず現役のホワイトとブラック。その他にも魅力的なカラーがラインナップされ、2019年11月現在は全9色での展開となっています。
どの色も本当に素敵で「全色欲しい!」というのが本心なのですが、さすがに全色となると収納の関係もありますし、持っていても使いこなせる自信がなく、私は「どうしても手に入れたい!」と心から感じるカラーだけを購入するようにしています。
私が購入するカラーのポイントは2つで、
- 食事を美味しく引き立てる色かどうか
- そのプレートの色自体が好きかどうか
という事を重視して選んでいますね。

そんな私が持っているのは、淡い色から濃い色まで4種類で、パウダー・イエロー(廃盤)・セラドングリーン(廃盤)・レッドです。
実際に食事を盛り付けると、パウダーは甘く可愛らしい印象に、イエローは気分を元気にしてくれる、等など。カラー毎に個性があり、どれの色もとても気に入っています。
気づいたら「廃盤」になっている事があるので、気に入ったカラーがあれば迷わず購入を!
ティーマに限った話ではないのですが、イッタラは商品の色の切り替えが早く、気づくと廃盤になっている場合があります。
廃盤になると入手が困難になり、フリマサイトなどでは高額で取引されるようになるので、気に入ったカラーがあれば、現行品のうちに手に入れることを強くオススメします。
というのも、私は廃盤後にイエローが欲しくなってしまい、当時の定価よりも高額で購入した経験があるんですよね…(^^;)
2019年末に廃盤になるカラーが発表されました
2019年末に製造が終了されるカラーがすでに発表されています。廃盤対象となるカラーは「ドッテドブルー」。
細かいドットが入っている事により、キラキラと輝く星空を連想させてしまうロマンチックなカラーだと個人的には思っています。
そういえば、前回の記事でご紹介した、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園の園内にある「カフェプイスト」でも、このドッテドブルーのプレートを使用していました。

赤いトマト系のお料理がきれいに映えるカラーですね!
カフェプイストについては、こちらの記事で紹介しています。
コレクションするのも楽しい
カラーが豊富な故、使わなくても揃えてコレクションするのが楽しい!という私なりの趣味があります。

きれいにスタッキングできるので、食器棚の中にティーマが揃っているのを見るだけで目の保養になり、持っているだけで満足ですね。
インスタ映えする食器でもあるので、インスタ用のプレートとしても使います!
お休みの日の特別な食器
揃えるだけでも楽しいですが、もちろん本来の用途である食器として使うことで更なる満足感に浸れます。しかし、我が家でのティーマを含むイッタラ食器の登場は、休日だけ。
大切に使っている分、食事と食器をゆっくり楽しめる休日にしか、あえて使用しません。
平日は、仕事から帰ってきて、子供にご飯を食べさせ、寝かせるまでのプロセスを、いかに早くこなすかというスピード勝負のような毎日です。
「ティーマを割らないように、丁寧に洗って片付けないと!」なんて気にしている時間はありません。
平日だって余裕を持って、食事と食器を楽しみたいものです!
そんな平日に普段使いしているのは「無印良品の白いプレート」だったりします。

無印良品の白い食器は無難で使いやすく、日本の食卓に合うサイズを取り扱っているので普段使いには打って付けなんですよね。
ティーマ自体は好きだけど、サイズが…
そしてもう1つ、ティーマを普段使いしていないのには理由があります。
無印の白い食器の良い点でサイズについて触れましたが、ティーマには逆にサイズの問題を感じているんですよね。
イッタラが主に取り扱っているティーマプレートの現行品のサイズは、17・21・26cmです。
フィンランドの家庭では使いやすい大きさなのか分かりませんが、日本の食卓には少し合わず、不便に感じている部分がある事を否めません。
中途半端なサイズの17cm

17cmは、取皿やデザート用などに使用されている方が多いようです。
デザート用としては有りだと思いますが、取皿にするには少し大きく、更にはティーマの特徴である頑丈で重たいという事からも、取皿としては使いづらいんですよね。
正直な話、すごく中途半端なサイズなので、もうワンサイズ小さくてもデザートは問題ないですし、取皿としても使えたのにと感じます。
15cmというサイズもあるのですが、このサイズはホワイトしかありません。うーん…残念!
3サイズの中では1番使える21cm

21cmは、この3サイズだと1番重宝しますね。サイズ的には食パンがちょうど収まるサイズで、朝昼晩と使えるシーンが多くあります。
しかし、夕飯時に時々感じるのが、おかずを盛り付けるには21cmだと小さい場合があるのです。
最近だと、トンカツとキャベツが21cmではギリギリで、美しさに欠ける盛り付けになってしまいました…。
23cmというサイズもありますが、15cmと同じく、カラーがホワイトのみというのが惜しい!
26cmは大きすぎて出番が少ない
私は、26cmクラスの大きいプレートをティーマでは揃えていません。
というのも、26cmにもなると、プレート自体のサイズが大きくて、我が家では出番が少ないのです。
うちで26cmが活躍するのは、クリスマスの大きい骨付きのチキン用と…、あとは、オムライス…かな?!
ティーマだと、色がたくさんあるので、好きな色が出る度に集めたくなってしまうんですよね。しかし、食卓にあまり登場しないサイズのプレートをたくさん集める事もできず…。

26cmで使っているプレートは、同じくイッタラの「オリゴ」というシリーズを気に入り買いました。
オリゴは、ティーマと比べるとカラーのラインナップが少ない上に、プレートのフチに何色も重なっているカラーの一部がティーマと同系色だったりするので、2つのシリーズの相性がとても良いのです。
その為「ティーマに合わせたいが為にオリゴを選んだ」というふしもあるので、いつか記事で紹介できればと思っています。
ネットショップ「スコープ」には別注品がある場合あり
私の大好きなお店の1つである、ネットショップの「スコープ」。スコープは、直接イッタラに「別注」という形で注文を出しており、イッタラショップでは買えないカラーやサイズも取り扱っているので、一度覗いて見て下さい!
2019年11月現在では、通常だと15cmと23cmのプレートはホワイトのみですが、ホワイトに加え、15cmはハニーとブラック、23cmはハニーを取り扱いのラインナップに入れています!
まとめ
今回は、フィンランドの食器メーカーイッタラの「ティーマプレート」についてお話しました。
ティーマのフォルムはシンプルで無駄なく洗練されたデザイン。カラーもすべて集めたくなってしまう魅力的な9色を取り揃えています。
ただ、その一方で、サイズ展開はもう一歩といった正直な感想もありました。
そんなデメリットもありますが、我が家では休日用の特別な食器として使っています。
SNS映えする食器でもあり、コレクションするだけでも楽しめてしまう、そんなティーマプレートを是非チェックしてみて下さい!
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