この4月からうちの新しい家族として、ジャンガリアンハムスターが仲間入りしました。
3月23日生まれだった為、桜が咲く頃に生まれた女の子ということで「サクラ」と娘が命名しました^ ^
ハムスターの飼育については、娘の強い希望から始まった話ですが、飼うと決めたら私もハムスターを迎え入れる事が楽しみになっている事に気付きました。
そこで、ハムスターの習性について学ぶ為に本を読んだり、飼育グッズについてネットで調べたり、実際にペットショップに足を運んで商品を手に取ったり、店員さんから話を聞いたりなど、お迎えする前にハムスターについて勉強をしました。
勉強して分かったのは、習性を理解して飼育グッズを選ぶ事でハムスターがより快適に過ごせる空間を作れる事です。
そこで今回は「ハムスターが安全に快適な生活を送れる住み家を作ろう!」というテーマで飼育グッズを選んだ私のハムスターを迎える前に最低限必要な飼育グッズ7選をまとめて紹介します!
最初にかかる費用ってどれくらいなんだろう?と気になる点もあるかと思うので、うちが実際にかかった費用も最後にシェアさせて頂きます。
目次
ハムスターを飼育する上でケージ選びは最も大切!安全に飼育できるかどうかを考えよう
まずは、ハムスターの住み家となり、一日の大半を過ごす場所となるケージ選びです。できる限りハムスターが安全かつ快適に生活できるケージを選ぶように心がけましょう。
中にはハムスターが生活する上で危険とも言えるケージが発売されているので、ケガすることなく飼育できるかどうかを考える事が大切です。
ケージのタイプを大きく分けると、金網・プラスチック・水槽と3つあります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、それらを十分に理解した上でケージを購入することをオススメします。
メリット | デメリット | |
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金網 |
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プラスチック |
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水槽 |
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うちのハムスターはジャンガリアンなので、金網と水槽のデメリットが大きいと考え、プラスチックタイプで金網をかじる心配はないものを選びました。
ハムスターのケージの選び方やおすすめケージについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
ハムスターが安心して生活できる床材を選ぼう
ケージ選びの次に考えたいのが床材です。野生のハムスターは地下に掘った穴の中で生活しているため潜ろうとする本能があります。ですので、ハムスターの体が隠れるくらい(目安としては10cm)の床材をたっぷり敷き詰めてあげるとストレスを感じにくくなります。
床材は断熱材としての役割もあるため、冬場は中に潜って暖を取り、夏場は湿気を取り暑さを和らげるといった効果もあります。
ハムスターの床材として一般的なウッドチップ
ハムスターの床材として一番ポピュラーなのはウッドチップです。
メリットは価格が安い事で、うちはポプラ材のウッドチップを購入しており約500円/7Lです。ケージ大きさにもよりますが、うちの場合は床材を総入れ替えしてこの容量で大体2.5回分くらい使えます。さらに、ポプラ材は「アレルギーや刺激性が少ない」という事を売りにしている商品でもあったので、安心して使用しています。
木の種類によってはハムスターと相性が合わずアレルギーを引き起こす可能性がある事がウッドチップのデメリットです。アレルギーが発症してしまうと、鼻水やくしゃみ、そして体を掻きむしるなどハムスターによって症状は様々だそうです。
ウッドチップの原料はポプラ材の他にも、松・杉・白樺・ひのき・もみの木など色々種類があるので、ペットショップで使用しているウッドチップでアレルギーのトラブルがないようであれば、同じ商品の購入をおすすめします。
うちの場合も、サクラを購入したペットショップがポプラ材を使用しており、サクラにはアレルギーは見られず合っているという店員さんのお話だった為、全く同じポプラ材の床材を購入しました。その後も特にウッドチップによるアレルギーのトラブルはありません。
吸水性が高く、低アレルギーのペーパーチップ
ウッドチップだとアレルギーが心配だということであれば、ペーパーチップをおすすめします。ペーパーチップはウッドチップの価格に比べると少し高く約500円/4.5Lですが、デメリットはこの価格面のみで、吸水性が高いかつ低アレルギーなのでハムスターにとって害は無し!という床材です。衛生面のメリットとしては、素材が白いのでおしっこがかかった部分が分かりやすく、その部分だけ取り除けばケージ内を清潔に保つことができます。
パッケージで触った感じはゴツゴツと硬い為、ハムスターが居心地よく過ごせるのか?と疑問だったのですが、ハムスターが自分でほぐすことでフカフカな床材に変わります。
天然広葉樹パルプ100%の柔ごごちはフワフワ床材
うちではポプラ材のウッドチップと天然広葉樹パルプ100%の柔ごごちという商品を混ぜて使っています。ペーパーチップはハムスターがほぐさないとなりませんが、柔ごごちは元からフワフワ素材なのでケージに入れるだけで柔らかな床材が完成します。また、ペーパーチップと同じく素材が白いので、おしっこがかかった部分が分かります。サクラはトイレを覚えられなかった為…、うちでは本当に助かっている商品です。
サクラ自身がこの柔ごごちをとても気に入っており、口でくわえて巣に運び理想の寝床作りをしています。

ハムスターのサイズに合わせた巣箱を選ぼう
床材と同じく安心できる住み家を作ってあげるため巣箱も大切なアイテムの一つです。巣箱はハムスターがケージの中で安心して眠ったり、出産や子育てをする為にも必要なものです。
選び方のポイントは、ハムスターの大きさで選びます。ハムスターにとって快適と感じる広さは、ハムスターが3匹入る広さなんだそうで、その点を考慮しながら選びましょう。

さらには、おすすめは床底がないタイプの巣箱です。床材のところでもお話ししましたが、ハムスターは土に穴を掘って生活スペースを作ります。その為、床底がないタイプの巣箱なら、床材を掘って落ち着くスペースを自分で作れるのです。
ちなみに、うちの場合は巣箱を購入していません。というのも、購入したケージ内に巣箱の代わりになりそうなスペースがあったので、その部分が巣箱代わりになるかもしれないと思い購入しませんでした。案の定、思っていたスペースを巣とし、寒い時はどこにいるのか分からないくらい床材の中に潜り込み、暑いと感じたら床材の上に出てきて涼みながら寝ていたり、その時の気候によってサクラなりの居心地の良い巣を作っているようです。
回し車はハムスターの種類でサイズが異なるので要注意
お次は床材選びの際にも考慮した、ハムスターの習性を理解した上で購入したい回し車です。
野生で暮らすハムスターは、毎日餌を求めて長い距離をたくさん走ります。そのうえ、巣穴から外に出ると天敵となる動物に食べられてしまう可能性があるため、ハムスターには逃げるために動き続ける本能も備わっているのです。
ケージの中でもその習性を満たしてあげられるように、回し車を用意し少しでも走れる環境を作ってあげることが必要です。
回し車はハムスターの大きさによって購入するサイズが異なりますので、お気をつけください。小さいサイズを購入して、ハムスターが回し車に入れなかったり、回しづらそうにしていては可哀相です。
おすすめのサイズは、ゴールデンハムスターであれば17〜21cm、ドワーフハムスター(小型のハムスター)であれば15cmくらいの大きさは必要です。
サクラは小型なジャンガリアンハムスターなので、15cmのサイレントホイールという名称の商品を使用しています。サイレントホイールという名前だけあって比較的回る音が静かですね。ご参考までに回している姿を撮影しました。サクラがちょっと太ってきているので、音に重みを感じますが…。
ちょっと太ってきた、うちのサクラ🌸毎日回し車でダイエットしてるんだけどなぁ pic.twitter.com/Jw2RAfYIiz
— リサ@りさんぽ運営中 (@horisa320) July 16, 2019
同じくハムスターを飼っている私の妹がこの回し車を使っており、ハムスターにとって危険な点はありませんし、静かでスムーズに回るという事を確認できたので、うちもこの回し車を選びました。ちなみに、妹のハムスターはゴールデンなので21cmのものを使っています。
そんな静かなサイレントホイールでも、ハムスターのケージと同室で寝る場合は、さすがに回す音が気になるかもしれません。しかし、Amazonのレビューを見ていても、この商品以上にレビュー数が多く評価も高い回し車は見当たらないので、多くの方が満足されている商品だと感じています。
水分補給に給水ボトルの用意は必須
運動をしたらハムスターだって飲みたくなるお水!ケージの中には、ハムスターがいつでもお水が飲めるように給水ボトルを用意してあげましょう。
器に水を入れて置いておいてあげてもいいですが、床材が濡れてカビの原因になってしまったり、ハムスターが知らないうちにひっくり返してしまい水が飲めないという可能性もありますので、あまりオススメできません。
できれば、小動物用の給水ボトルを用意しお水を飲める環境にしてあげるのが良いですね。

うちでは、購入したケージに給水ボトルが付属していたので、そちらを使用しています。この3ヶ月間使用してみて水が出にくいや漏れるといった不具合は特にありません。
給水ボトルから水を飲まなければ小動物用のゼリーを使ってみよう
中にはお水を給水ボトルから飲まないというハムスターもいます。そんなハムスターには小動物用のゼリーがおすすめです。
人間用のゼリーと外観の見た目は変わらないので、小さなお子さんが間違えて口にしないように気をつけてください。

このゼリーを知ったのは、サクラを買ったペットショップでお水の代わりとしてこのゼリーをケージの中に入れられていたことがきっかけでした。
店員さんの話では、給水ボトルから飲んだことがないということだったので、もしも飲まなかった時のために、このゼリーを念の為購入しました。
結果としては給水ボトルから飲んでくれたのですが、暑い日などに時々このゼリーを入れてあげています。ポカリスエットのにおいがするので、きっと甘く口当たりが良いのでしょう。美味しそうに目を細めて食べている姿もこれまた可愛いですよ!
ペットショップではゼリーの容器のままあげていましたが、うちの場合は餌入れと同じ瀬戸物の皿に移し替えケージの中に置いています。
注意したい点は、このゼリーを数日ケージ内に放置するのは危険という事です。体が小さなハムスターにはさすがにこのゼリーを1日・2日では食べ終わりません。5月の少し暑くなってきた時期に3日ほどケージ内に置いてしまった事があり、カビが生えているのを見つけました。サクラが傷んだゼリーを食べてしまうという事態は免れましたが、それからというもの、あげた翌日には食べかけでも下げるようにしています。
しかしこの事は私にとって高評価で、たった3日でカビが生えるということは、添加物が少ないのだと感じ商品に安心感を覚えました。
餌入れ選びはハムスターが食事をしやすいかどうかがポイント
水分補給の次は、栄養補給に関連する餌入れのお話です。餌入れはプラスチック製や陶器製がありますが、おすすめは陶器です。陶器は重みがあるので安定感が良く、ハムスターがよじ登っても傾いてしまう事がありません。
ハムスター用として販売されている陶器の餌入れも多くありますが、うちでは、100円ショップで買った小皿を利用し餌皿に使っています。

これは元々、ケチャップなどを入れる小皿としてセリアで少し前に購入したのですが、これをサクラの餌皿使ってみたら思いの外ジャストサイズ(直径5cm・高さ2.5cm)だったのです。
野菜用で1皿、ペレット(ハムスターフード)用で1皿使用しています。別にする事でペレットが野菜の水分を吸う事もありません。
トイレスペースを確保してトイレの場所を覚えてもらおう
食事や水分を取ったら必要になるのがトイレです。またも野生のハムスターの土の中での生活の話になりますが、ハムスターは地面に穴を複数掘り、穴毎で寝床・餌置き場・トイレと場所が決まっているため、基本ハムスターはトイレを覚えられる性質があるそうです。
トイレ選びのポイントは屋根の有無ですね。屋根があることでケージ内にトイレの砂が飛び散ることもありません。また、サイズはハムスター1匹が入るくらいの大きさで十分です。ケージの中に屋根がある巣箱とトイレを2つ置くのですから、サイズの大きいトイレを入れてしまうと圧迫感がでてしまいますし、ケージ内が狭くなってハムスターが走り回れるスペースが少なくなってしまいます。
そんな点を考慮した小型のハムスターにおすすめのトイレはドワーフハムスターの快適トイレです。小さいトイレが欲しいとずいぶん探し回り、このトイレに行き着きました。屋根もしっかりついていますし、サイズは名前の通りドワーフハムスターにピッタリです。掃除も、簡単に上と下を取外しできるので、砂の出し入れも簡単です。

ゴールデンハムスターにはジャンガリアンより少し大きいサイズを選ぼう
ゴールデンハムスターにはゴールデンに適した大きさを選ぶ必要があります。快適トイレシリーズにはゴールデンハムスター用も販売されています。Amazonの口コミを見ても、屋根が付いているら砂が飛び散らないなど高評価で、約75%以上の方が星4つをつけていますね。
トイレの砂選びも忘れずに
トイレの砂は、大きく分けると2種類あり、水分で固まるかタイプと固まらないタイプになります。固まるタイプは、おしっこで砂が固まったところだけを捨てればいいのですが、ハムスターが食べてしまうとお腹の中で固まってしまう危険があります。逆に、固まらないタイプは食べてしまってもお腹の中で固まる危険はありませんが、毎日全ての砂を替えるという手間がかかります。
ハムスター用の砂の各デメリットを考えたくなければ、ハムスター用のトイレにこだわる事もありません。私の妹はウサギ用のトイレの砂、ヒノキア消臭砂という商品を使っています。この商品はひのき100%なのでハムスターが食べてしまっても問題はありませんし、トイレの砂なのにひのきのいい匂いがします。そして、おしっこをした部分は色が元の色よりも茶色く変わるので一目瞭然、その部分だけを取り除いてあげればいいのです。
トイレを覚えられない子もいます
と、ここまで書いたのですが…、うちのサクラは躾をしたにもかかわらずトイレを覚えませんでした… (- -;;
彼女のトイレは回し車の前と恐らくその他数箇所…。ケージ内にあるトイレはトイレとして使用されておらず、巣箱の1つとなっていて時々寝ています。

そんなハムスターのトイレ対策としてうちが行っているのは、おしっこがついて色が変わっている床材に気づいた際に捨てたり、2〜3週間くらいのペースでケージを洗剤で洗い、床材を入れ替えるようにしています。
床材の入れ替えのポイントとして、使っていた床材は自分の臭いがして落ち着くそうなので、巣箱に少しだけ比較的きれいな部分を残すという工夫をしています。
柔ごこちは素材が白く、おしっこがついて汚れている部分がわかりやすいため、トイレを覚えられなくて困っている場合はぜひ試してみてください!
まとめ
今回はハムスターを迎え入れる前に準備したい飼育グッズ7選を紹介してきました。
ペットショップとネットショッピングをどちらも利用し準備した飼育グッズの合計金額がこちらです。
飼育用品 | 金額(税込) |
---|---|
ケージ | 5,919円 |
床材 | 1,463円 |
巣箱(ケージ付属品) | 0円 |
回し車(ケージ付属品) | 0円 |
給水ボトル(ケージ付属品) | 0円 |
餌皿(自宅にあるものを使用) | 0円 |
トイレ・トイレ砂 | 1,455円 |
その他(餌・おやつ等) | 1,500円 |
合計金額 | 10,337円 |
今回の記事では紹介していない餌やおやつなども含まれていますが、事前に飼育グッズにかかったトータルの費用は10,337円(税込)でした。
こうして改めて買ったものをまとめてみると、うちが購入したケージにはハムスターを飼育するうえで必要なグッズが付属していたため、安く抑えられました。
可愛いハムスターを大切に飼育してあげるためにも飼育グッズ1つ1つの選び方は重要です。ハムスターの習性を理解し、飼育グッズそれぞれの特性についても理解した上で選び、可愛いハムスターがより快適に過ごせる空間を作ってあげましょう。
そして、あなたとハムスターが幸せな時間を長く過ごせるといいですね!
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