JALのプレミアムエコノミーに子供と一緒に乗ってみた!子連れ目線で搭乗体験をレポートします!

みなさん、エコノミークラスで窮屈な姿勢を強いられて、目的地に到着する頃には疲れ果てていた…なんて経験はありませんか?

私は、以前に深夜便のエコノミークラスでハワイに行き、ほぼ垂直な座席のお陰で一睡も出来なかったツライ思い出があります。

今年の家族旅行はシンガポールだったのですが「今回はもうハワイの時のような思いはしたくない!」と思ったものの、家族全員となるとビジネスクラスを利用するほどのお金はかけられません。

そこで少しでも快適な座席を求めて、「エコノミーよりは少しランクアップ」で売りのプチ贅沢な座席プレミアムエコノミークラス』を選んでみました!

というわけで今回はJALのプレミアムエコノミークラスに搭乗した体験をレポートします。小学校2年生の娘が、機内でどのように過ごせたのかなども書いていきますので、特に小さいお子様のいるご家庭の方は、これからの家族旅行での飛行機選びの検討材料にしてくださいね。

子連れに嬉しいプレミアムエコノミークラスのサービス

まずは、プレミアムエコノミークラスの搭乗前の嬉しいサービスについて話していきましょう。

プレミアムエコノミークラスの専用チェックインカウンターがあります

出典:JAPAN AIRLINES

空港についたら、まず向かう先は航空会社のチェックインカウンターですね。
JALのプレミアムエコノミークラスには専用のチェックインカウンターがあるのです!

今まで飛行機のチェックインの際に、エコノミークラスの長い列に並んだ覚えがある方、多いのではないでしょうか。

うちも、今まではエコノミークラスの列に並んで、待ちくたびれた経験が何度もあります。時には、主人に並んでもらい、私は待てない娘の時間潰しに空港内をうろちょろするなんて事もありました。
待つのが苦手な子供にとっては、このチェックインの順番待ちは辛いんですよね。

しかし、そんな悩みを、この専用カウンターは吹き飛ばしてくれました!

というのも、エコノミーとプレミアムエコノミーは座席の数が違うのです。

出典:JAPAN AIRLINES

今回、我々が搭乗した機体はボーイング777-200ERで、この機体のプレミアムエコノミークラスの座席はわずか40席。これに対し、エコノミークラスの座席は154席

このようにプレミアムエコノミーの座席はエコノミーより圧倒的に少なく、更に専用カウンターがあるという事で、チェックインの待ち時間が軽減されるのは一目瞭然ですね。

私達が利用したのは、8月のお盆休み明けの平日の羽田空港でした。お盆休み明けとは言え、まだまだ夏休み真っ只中の空港内は混雑しています。
行きのフライトは午前中で、フライトの約3時間前にチェックインカウンターへ行きましたが、前にいたのはわずか1組だけという状況でした!

チェックインで「並ぶ」という悩みはノンストレスでクリアでき、子供連れの私達には本当に助かりました!

ちなみに、専用のチェックインカウンターがない空港の場合は、ビジネスクラスのカウンターを利用できますので、どんな空港でもエコノミーの行列に並ばされることはありません

JALのサクララウンジが使えます

さて、チェックインが終わり、出国審査をしたら、エコノミークラスの場合だと搭乗口に向かいますよね。
しかし、プレミアムエコノミーは、JALのサクララウンジを利用できるのです!

ラウンジは、食事やアルコールを含む飲み物を無料提供しており、優雅なホテルの朝食ビュッフェのような雰囲気を楽しめます。

搭乗口付近で座って搭乗時間を待つのでなく、飛行機を眺めながら、座り心地の良いソファで搭乗時間を待つ事ができたので、ゆったりした時間を楽しめました。

娘はおやつにクッキーを頂き、おしゃれな雰囲気のラウンジを楽しんでいましたよ。
飛行機好きの男の子にとっては、たくさんの飛行機を眺められるので楽しい空間だと思います。

エコノミーからプレミアムエコノミーへと搭乗当日にアップグレードすることも出来ますが、その場合はサクララウンジを利用できませんのでお気をつけください。

気になるプレミアムエコノミーの座り心地をレポート!

それでは、いよいよ搭乗です!
ここからは、気になるプレミアムエコノミーの座席についてレポートしていきましょう!

左:エコノミーのシート、右:プレミアムエコノミーのシート
出典:JAPAN AIRLINES

右がプレミアムエコノミークラスの座席で、シート幅は約48cmあります。

エコノミーよりシートがグレードアップされていることが売りの座席なので、エコノミークラスより広いのかと思いきや、エコノミークラスのシート幅も47cmと、実はシートの幅に違いはないのです。

しかし、シート自体に高級感がありゆったりしていますし、まるで1人がけソファのようで、エコノミーとの座り心地に確かな違いを感じました
席の中央にあるアームレストの幅も広いので、隣の席が身内であれば、2人でシェアできる広さです。

左:エコノミー、右:プレミアムエコノミー
出典:JAPAN AIRLINES

前後の間隔は、エコノミークラスだと約84〜86cmですが、プレミアムエコノミーは約107cmあるので、20cm以上も広いです。
身長170cmのうちの主人も「足を伸ばせて快適だった」と話していました。

テーブルを出しても広々使えることをお分かり頂けると思います。

左:リクライニングを倒す前、右:リクライニングを最大に倒した状態

シート自体の座り心地はもちろん、リクライニングする事で、座席が前方に7cm程スライドし、深く沈み更に居心地の良い座席になります。

リクライニングというと背もたれが後ろに倒れるイメージがありますが、JALのプレミアムエコノミーのシートでは、座席のみがスライドする仕組みです。

スライドさせると前後の間隔は狭くなりますが、座席を後ろに倒すわけではないので、後ろの方の迷惑になることは無く、気にせずゆったり出来る点がありがたいですね。

左:レッグレストを下げた状態、右:レッグレストを上げた状態

レッグレストは大型で上げ下げも可能です。
フラットにはなりませんが、身長120cmのうちの娘がレッグレストを上げると、足がレッグレストからはみ出ることなく楽に座れているようでした。

大人目線でも、このレッグレストがあると無いとでは大違いです。

足を垂直に下ろすことしか出来ないエコノミーの座席とは違い、レッグレストがある事で足がやや斜めになり、血液の流れもスムーズになるためか、長時間座ったままでいる時にありがちな足のむくみも全然きになりませんでした。

出典:JAPAN AIRLINES

うちの娘は足が届きませんでしたが、大人はフットレストも利用できます。
レッグレストだけでも快適さを感じましたが、このフットレストを組み合わせることで、更に足への負担が少なくなります。

3段階で調整できるので、自分が一番快適な高さで使用することが出来ますよ。

ただし、プレミアムエコノミークラスの最前列の席には、このフットレストは付いていませんので、座席の予約時にはご注意ください。

大人も子供も、プレミアムエコノミーのシートの特徴を最大限利用することで、機内を快適に過ごせ、更に寝付くことまで出来ました。

うちの娘はこの状態で就寝しました。

羽田空港で買ったぬいぐるみを抱き、映画を見ながら就寝です。おやすみなさ〜いZzz

子供から大人まで熟睡できるほどに長旅の疲れを感じさせないシートの快適さを1度味わってしまうと、もうエコノミークラスのシートには座れません!

機内食はエコノミーと同じ、飲み物とアメニティは若干ランクアップ

座席はエコノミーとは差があると感じたプレミアムエコノミーですが、機内食はエコノミーと同じお食事が提供されます。飲み物とアメニティもエコノミーと大差はないのですが、若干ランクアップします。
それでは詳しく見ていきましょう。

プレミアムエコノミーの機内食と飲み物

こちらが、エコノミーと同じ機内食です。

左:娘が頂いた「ネギ塩鶏の三色丼」
右:私が頂いた「彩り野菜のドライカレー」

私達が搭乗したときは「料理人コンペティション『RED U-35』歴代ファイナリストの シェフ達による監修メニュー」という機内食が提供され、2種類から選べました。

娘が頂いた三色丼は子供でも食べやすい味付けで美味しく、私が頂いたドライカレーは娘が辛くて食べられなかったくらい大人が満足できる辛さがありましたよ。

娘も私もデザートのハーゲンダッツまで完食です!

次は、飲み物です。選べるドリンクがエコノミーより、シャンパン・焼酎・ペリエと3種類増えます

シャンパンが飲めるなんて、お酒好きの方には嬉しいサービスですね!

アメニティは、ビジネスクラスと同じスリッパが用意されています

アメニティも飲み物同様にエコノミークラスより若干ランクアップします。

左:エコノミークラスのアメニティ 出典:JAPAN AIRLINES
右:プレミアムエコノミークラスのアメニティ

エコノミーで貰えるアイマスク・耳栓・歯ブラシセットの3点のアメニティに、プレミアムエコノミーでは保湿マスクとスリッパが加わって、計5点のアメニティがサービスで用意されていました。

その中でも一番良かったアメニティは「スリッパ」で、このスリッパはなんとビジネスクラスに用意されている物と同じなのです。

ビジネスクラスで提供されているアメニティだけあり、機内でくつろぐには十分な履き心地でした。しっかりと包み込んでくれるフィット感とタオル地の柔らかさで、若干冷える機内でも冷え性の足が気になること無く、程よい暖かさで快適に過ごせました。気づけば、到着までの間ずっと履いていたほどです。

冷え性とは無縁の子供にも、このスリッパはお役立ちアイテムでした。トイレに行く際いちいち靴を履くのは面倒ですが、このスリッパを突っかけてトイレまで行く事ができ、とても重宝しましたよ!

エコノミーとの値段の違い

さて、プレミアムエコノミークラスの座席やサービス内容については分かりましたが、気になるのは「お値段」ですよね。

我が家は「プレミアムエコノミークラスで行くシンガポール」という旅行会社のツアーを利用しましたが、座席のみで比較をするとエコノミークラスとプレミアムエコノミークラスではどのくらいの価格差があるのでしょうか。

仮に、来年2020年のお盆休みの始まり8月13日を渡航日として、大人1名分での羽田とシンガポール間の航空券(片道)の値段を、JALのホームページで調べてみました。

まず、エコノミークラスは272,000円となっています。

出典:JAPAN AIRLINES

ちなみに、ビジネスクラスの値段も気になったので調べてみましが、363,000円もします!
エコノミーより1人あたり約10万円も高いとなると、家族3人では片道だけで合計30万円もアップすることになり、サラリーマン家庭の我が家には手が出せません…。

出典:JAPAN AIRLINES

それでは、気になるプレミアムエコノミークラスです。
エコノミーとビジネスの間という立ち位置の座席のため、値段も2つの座席の中間かと思いきや、値段は293,000円です。エコノミークラスより約2万円高いだけですね。

家族3人だと合計で片道6万円のアップになり、この差であれば私達にも利用しやすい金額です!

出典:JAPAN AIRLINES

 

という事で、あくまで一例ですが、羽田とシンガポール間だと、プレミアムエコノミーはエコノミーよりも片道2万円ほどのアップで搭乗できるのです。

実際、私達が利用した8月のお盆明けの平日も、エコノミーとプレミアムエコノミーの値段を調べてみたところ、1人あたり片道2万円の差でした。
ビジネスクラスだと約10万円もアップしてしまいますが、プレミアムエコノミーならば一般ピーポーの私達にも手が届くプチ贅沢な旅となります。

プレミアムエコノミーが導入されている路線も限られており、航空券の価格も目的地や渡航日で異なりますので、詳しくはJALのHPでご確認ください。

まとめ

今回は、JALのプレミアムエコノミークラスについて搭乗した体験談をレポートしました。ビジネスクラスよりは豪華ではないけれど、エコノミークラスよりはグレードアップ。


座席は、リクライニングやフットレストなどプレミアムエコノミーシートの特徴を最大限利用し、エコノミークラスより体の疲労も少なく、居心地良く快適に過ごすことができました。

エコノミークラスとの差額も飛行距離や渡航日によって異なりますが、私達が利用した羽田とシンガポール間は、エコノミーより1人あたり片道2万円ほどのプラス料金で搭乗できます。

「エコノミーでつらい思いをした、でもビジネスクラスは高額すぎて乗れない!」という方向けの座席となっているプレミアムエコノミークラス。一度、プチ贅沢に座席のグレードアップしてみてはいかがでしょうか。

 

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